专利摘要:

公开号:WO1992003143A1
申请号:PCT/JP1991/000965
申请日:1991-07-19
公开日:1992-03-05
发明作者:Masanobu Haga;Keiji Wada
申请人:Iatron Laboratories, Inc.;
IPC主号:A61K36-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 中枢神経賦活剤及び嗜好向上性食品添加剤 技術分野
[0003] 本発明は、 中枢神経赋活剤及び嗜好向上性食品添加剤に閼す る。 特には、 本発明は、 ミカン科植物の植物体処理物若しくは その抽出処理物又はリモノイド類を含有する中枢神経賦活剤及 び嗜好向上性食品添加剤に閼する。 背景技術
[0004] ミカン科(Ru t ac e ae ) に属する植物、 例えばキハダ (Phe l l o de nd r o n amu r e n s e ) の周皮を 除いた樹皮であるォゥパク (黄柏) あるいはそれを粉末とした ォゥパク末(黄柏末) は、 従来から健胃薬として用いられてい る。 しかしながら、 従来、 それらを中枢神経の賦活を目的とし て使用することはなかった。 本発明者は、 意外にも、 ミカン科 植物の植物体処理物又はその抽出処理物に中枢神経賦活作用が あることを見い出した。
[0005] 更に、 本発明者は、 前記のミカン科植物の植物体処理物、 特 にはその抽出処理物を食品に添加すると著しい嗜好向上作用を 有することも見い出した。
[0006] 本発明は、 これらの知見に基づくものである。 発明の開示
[0007] 従って、 本発明は、
[0008] ミカン科(Ru t ac e ae ) に属する植物の植物体若しくは その乾燥物、 又はそれらいずれかの低級アルカン不溶部、 前記 低級アルカン不溶部の低級脂肪酸エステル抽出物、 前記低級脂 肪酸エステル抽出物の低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低級ァ ルカン可溶部、 前記低級脂肪酸エステルーハロゲン化低級ァル カン可溶部のリモニン分画及び前記低級脂肪酸エステルーハロ ゲン化低級アル力ン可溶部のォバクノン分画からなる群から選 んだ抽出処理物を含有することを特徴とする、 中枢神経賦活剤 に鬨する。
[0009] 更に、 本発明は、
[0010] リモノィド類を含有することを特徴とする、 中枢神経賦活剤に も鬨する。
[0011] 更に、 本発明は、
[0012] ミカン科(R u t a c e a e ) に属する植物の植物体若しくは その乾燥物、 又はそれらいずれかの低級アルカン不溶部、 前記 低級アル力ン不溶部の低級脂肪酸エステル抽出物、 前記低級脂 肪酸エステル抽出物の低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低級ァ ルカン可溶部、 前記低級脂肪酸エステルーハロゲン化低級ァル カン可溶部のリモニン分画及び前記低級脂肪酸エステルーハロ ゲン化低級アル力ン可溶部のォバクノン分画からなる群から選 んだ抽出処理物からなることを特徴とする、 嗜好向上性食品添 加剤に鬨する。
[0013] 更に、 本発明は、
[0014] リモノィド類からなることを特徴とする、 嗜好向上性食品添加 剤にも鬨する。 発明を実施するための最良の形態 本発明で用いるミカン科(R u t a c e a e ) に属する植物 とは、 キハダ属 (P h e l l o d e n d r o n ) に属する植物 [例えば、 キノヽダ ( P h e 1 1 o d e n d r o n a m u— r e n s e Ru p r e ch t ) j 、 ミカン腐 ( C i t r u s ) に属する植物 [例えば、 レモン (C i t r u s l i mo n B UR . f . ) 、 オレンン (C i t r u s s i n e n s i s OSBECK . ) 、 グレープフルーツ (C i t ru s p a— r a d i s h i MAC F . ) ] 、 ゴシュュ属 ( E v o d i a ) に属する植物 [例えば、 ゴシュュ( E v o d i a r u - t a e c ar p a H o o k. f i l . e t THOMSON) ] 、 ハクセン属(D i c t amnu s ) に属する植物 [例えば、 ノヽ クセン (D i c t amnu s a 1 b u s L . s u b s p . d a s y c a r p u s K I TAGAWA ) ] である。
[0015] 好ましい植物は、 キハダ及びその変種 [ォォバノキハダ、 ケ キノヽダ { P . amu r e n s e Ru p r . v a r .
[0016] j ap o n i c um ^Max i m. ) Ohw i , 、 ヒロノヽノ キノヽ夕" ( P . amu r e n s e Ru p r . v a r .
[0017] s a c h a l i n e n s e F r. S c hm.) 、 ミャマキノヽダ ( P. amu r e n s e Ru p r . v a r . 1 a v a— 1 l e i ( D o d e ) S p r a g u e ) 等] 、 シナキハダ (P. c h i n e n s e S c hn e i d )及びその変種 [ P . c h i n e s e S c h n e i d. f o rma g 1 a— b r i n s c u l um ( S c h n e i d . ) H s i a o、 P . c h i n e n s e S c h n e i d . v a r . ome i— e n s e Hu a n g、 P. c h i n e n s e
[0018] Sc hn e i d. v a r . yu nn an e n s e Hu an g, P. c h i n e n s e S c h n e i d. v a r .
[0019] f a 1 c a t um H u a n g等] 、 タイワンキハダ( P . wi l s o n i i H a y a t a e t Ka n eh i r a ) . ゴシュュ、 ハクセン等である。
[0020] 本発明においては、 前記植物体の全体若しくはその一部、 又 はそれらの混合物を原料として用いる。 植物体の部位としては、 茎、 葉、.果実又は果皮、 更には、樹皮(特にはキハダ属植物) 、 根(特にはハクセン属植物)又は種子(特にはミカン属植物) が好ましい。
[0021] 前記の植物体を、 例えば、 破砕、 粉砕若しくはペースト化又 は果汁化した植物体処理物、 あるいはそれらを乾燥して粉末状 とした植物体処理物を調製して用いることができる。
[0022] 好ましい植物体処理物は、 キハダの周皮を除いた樹皮を粉砕 乾燥して粉末化したォゥパク末 (後述するリモニン及びォバク ノンの両者が高含量で共存し、 その両者が相互に作用を強め合 うものと考えられる) 、 又はグレープフルーツ、 オレンジ等の 柑橘類の濃縮果汁、 粉末果汁、 あるいはそれらの種子(リモ二 ン含量が高い) である。
[0023] 本発明においては、 前記植物体処理物の抽出処理物を用いる こともできる。 本発明において用いることのできる抽出処理物 は、 前記植物体処理物の低級アルカン不溶部、 前記低級アル力 ン不溶部の低級脂肪酸エステル抽出物、 前記低級脂肪酸エステ ル抽出物の低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低級アルカン可溶 部、 前記低級脂肪酸エステル—ハロゲン化低級アル力ン可溶部 のリモニン分画、 又は前記低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低 級アルカン可溶部のォバクノン分画、 あるいはそれらの混合物 である。
[0024] 抽出工程は、 例えば以下のとおりに実施することができる。 最初に、 植物体処理物を低級アルカン [即ち、 炭素数 5〜8 個(好ましくは 5〜7個) のアルカン、 例えば、 ペンタン、 へ プタン又はへキサン、 特には II—へキサン]で還流下に抽出す る。 抽出物残渣又はその乾燥体 (以下、 「アルカン抽出残渣」 と称する) には中枢神経賦话活性及び食品の嗜好向上活性が認 められる。
[0025] 前記のアルカン抽出残渣を低級脂肪酸エステル(例えば、 酢 酸、 プロピオン酸又は酪酸の低級アルキルエステル、 好ましく は酢酸エステル、 特には酢酸ェチル) で還流下に抽出する。 抽 出液又はその乾燥体(以下、 「低級脂肪酸エステル抽出物」 と 称する) には中枢神経賦活活性及び食品の嗜好向上活性が認め られる。
[0026] 更に、 前記の低級脂肪酸ェステル抽出物を低級脂肪酸ェステ ル(例えば、 前記した化合物、 好ましくは酢酸エステル、 特に は酢酸ェチル) 一ハロゲン化低級アルカン (例えば、 炭素数 1 〜4個の低級アルカンの塩化物、 特にはクロ口ホルム) で、 場 合により両者の混合比を徐々に変化させながらクロマトグラフ ィ処理し、 リモニンを含有する分画 (以下、 リモニン分画と称 する)又はォバクノンを含有する分画(以下、 ォバクノン分画 と称する) を得る。 これらのリモニン分画及びォバクノン分画 には中枢神経賦话活性及び食品の嗜好向上活性が認められる。 本発明の中枢神経賦活剤及び食品添加剤には、 前記の植物体 処理物又は抽出処理物を単独で又はそれらを組み合わせて含有 させることができる。 更に、 本発明の中枢神経賦活剤及び食品添加剤は、 リモノィ ド類を含有するものであることができる。 リモノイド類は、 ミ カン科、 二力'キ科 ( S i m a r o u b a c e a e )又はセンダ ン科(M e 1 i a c e a e )等に属する植物に含まれる苦味を 有する四環式トリテルペンの酸化誘導体及びその配糖体である。 リモノィド類に属する好ましい化合物は、 リモニン又はォバク ノン及びその配糖体である。 リモノイド類は、 前記又は同様の 各種抽出処理物から分離精製したものでも、 化学合成したもの でも、 あるいは化学的又は生物化学的に誘導したものでも、 更 には生物化学的に合成したものでもよい。
[0027] 本発明の中枢神経賦话剤は、 経口投与用の各種の剤形、 例え ば、 錠剤、 散剤、 顆粒剤、 カプセル剤、 シロップ剤、 エリキシ ル剤又は懸濁剤として用いることができる。 これらの製剤は、 常法によって調製することができる。
[0028] 本発明の中枢神経赋活剤は、 有効成分である前記の植物体処 理物若しくは抽出処理物又はリモノィド類(リモニン、 ォバク ノン等) の他に、 医薬的に許容される担体、 例えば、 一般的な 経口用無毒性担体、結合剤、 滑沢剤、崩壊剤、 着色剤、 甘味料、 香料及び Z又は防腐剤等を含有することができる。
[0029] 本発明による中枢神経賦活剤は、 哺乳類(特にヒト) に経口 投与させることができる。 投与対象者は眠気又は倦怠感を有す る者で、 その除去あるいは緩和を必要とする者である。 更に、 本発明による中枢神経賦话剤を老人性痴呆症薬として用いるこ ともできる。 本発明の中枢神経賦话剤の投与量は、 患者、 治療 すべき症状及び 又は剤形によつて変化するが、 一般的には、 前記の植物体処理物若しくは抽出処理物に鬨しては (ォゥバク 末として) 、 1日当たり、 10〜20 OmgZk g、 好ましく は 20〜1 SOmgZkgであり、 そしてリモノィド類に関し ては、 1日当たり、 0. 05〜: L O. OmgZkg、 好ましく は 0. 1〜5. OmgZkgであれば期待する効果が得られる。 場合によっては増量することも可能である。 これらの投与量を、 1日に 1回〜数回に分けて投与することができる。
[0030] 本発明の食品添加剤を各種の食品に添加すると嗜好を向上さ せることができる。 ここで嗜好向上性とは、 食品本来の味覚に 加えて、 清涼感、 爽やか感、 さっぱり感、 すっきり感、 及び/ 又ははっきり感を付与することを言う。
[0031] 本発明の食品添加剤を添加して嗜好が特に向上する食品は特 に制限されないが、 本発明の食品添加剤を添加するのが好まし い食品としては、 例えば、 菓子類 [例えば、 糖菓(例えば、 キ ヤンディー、 ゼリー) 、 ガム類、 アン類、 焼物菓子若しくは打 物菓子(例えば、 クッキィー、 ビスケット) 、 蒸物菓子] 、 力 カオ又はカカオ製品(例えば、 チョコレート、 ココア) 、 冷菓 (例えば、 氷菓子、 アイスクリーム) 、 飲料品 [例えば、 果汁 飲料、 清涼飲料 (炭酸飲料) 、 健康飲料] 、 茶類(例えば、 緑 茶、 紅茶) 、 コーヒー等である。
[0032] 本発明の食品添加剤は、 他の通常の食品添加剤と同様に使用 することができ、 単に他の配合成分と共に食品配合成分と混合 するだけでよい。 添加 iは食品の種類によって異なるが、 一般 的には、 1回の摂取分に対し、 リモノイド類として 0. 005 %以上、 好ましくは 0. 01%以上を配合させる。
[0033] 本発明の食品添加剤の活性成分は味覚の上で清涼感を向上す ると共に中枢神経賦活活性も有しているので、 覚醒的用途を有 する食品 (眠気を覚ますための食品) (例えば、 リフレッシュ 飲料、 ドライバー用食品、 老人用健康食品) に添加すると相乗 的に作用するので極めて好ましい。 実施例
[0034] 以下、 実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、 こ れらは本発明の範囲を限定するものではない。
[0035] 例 1 :抽出ェ稈
[0036] ォゥバク末(ゥチダ和漢薬) 6 0 0 gをソックスレー抽出器 の抽出管に挿入し、 n—へキサン 2 0 0 0 m lで 2 4時間還 流下で抽出処理を行なった。 抽出管に残留した n—へキサン抽 出残渣約 5 7 0 gを取り出した (以下、 n—へキサン抽出残渣 Aとする) 。
[0037] 次に、 前記の n—へキサン抽出残渣 A 5 7 0 gをソックスレ 一抽出器の抽出管に挿入し、 酢酸ェチル 2 0 0 0 m 1で 2 4時 間還流下で抽出処理を行なった。 抽出管に残留した酢酸ェチル 抽出残渣(以下、 酢酸ェチル抽出残渣 Bとする)約 5 6 0 g及 び抽出フラスコに得られた酢酸ェチル抽出物(以下、 酢酸ェチ ル抽出物 Cとする)約 1 0 gを取り出した。 同様の操作を 5回 繰り返し、 酢酸ェチル抽出物 Cを合計約 5 0 g得た。
[0038] シリカゲル(ヮコ一ゲル C一 2 0 0 ;和光純薬) 8 0 0 gを 充填したガラスカラムに前記の酢酸ェチル抽出物 C 5 0 gを揷 入し、 酢酸ェチルークロロホルム混合液( 1 0容量%: 9 0容 量%) で溶出した。
[0039] 分画 2 8〜3 5 (各分画 1 5 0 m 1 ) は、 薄層クロマトグラ ムにおいてエールリッヒ試薬で橙赤色に発色し、 2 1 0 n mに おいて吸収を示した。 この分画 28〜35をクロ口ホルムーェ タノールで精製し、 無色の針状結晶約 5 gを得た。 以下の理化 学的データからこの無色針状結晶がリモニンであることを確認 した。 (以下、前記の無色針状結晶をリモニン結晶 Dと称する。 ) 融点: 298〜299°C
[0040] 比旋光度 [な ] D =—107e ( c = 0. 1 ; CHC 13 ) 高分解能質量スぺクトル mZz: C26H30O8に対して
[0041] 理論値: 470. 1925 ;
[0042] 実測値: 470. 1933 (M+)
[0043] 1H—核磁気共鳴スぺクトル (アセトン— d 6 ) ^ : 1. 1 3 (s) , 1. 15 ( s) , 1. 21 (s ) , 1. 23 (s ) , 4. 08 ( s ) , 4. 27 ( d d , J = 2. 6, 1. 5 Hz ) , 4. 63 ( d , J = 1 3. 2H z ) , 4. 98 ( d , J = 1 3. 2Hz ) , 5. 53 ( s ) , 6. 5 1 (m) , 7. 57 ( t, J= 1. 5Hz ) , 7. 63 (m) 。 また、 分画 7〜15は、 薄層クロマトグラムにおいてエール リッヒ試薬で橙赤色に発色し、 208 nmにおいて吸収を示し た。 この分画 7〜15をクロ口ホルムで精製し、 無色の柱状結 晶約 10 gを得た。 以下の理化学的データからこの結晶がォバ クノンであることを確認した。 (以下、 前記の無色柱状結晶を ォバクノン結晶 Eと称する。 )
[0044] 融点: 228〜229。C
[0045] 比旋光度 [a ] D =— 34。 ( c = 0. 1 ;アセトン)
[0046] 高分解能質量スぺクトル mZz: C26H30O7に対して
[0047] 理論値: 454. 1988 ;
[0048] 実測値: 454. 1990 (M+) iH—核磁気共鳴スぺクトル (アセトン— d 6 ) : 1. 13 (s) , 1. 30 ( s) , 1. 42 (s ) , 1. 51 (s) , 1. 53 ( s ) , 3. 69 ( s ) , 5. 51 ( s ) , 5. 86 ( d, J = 11. 7Hz) , 6. 52 ( m ) , 6. 80 (d, J = 12. 2 Hz ) , 7. 57 ( t , J = 1. 5Hz ) , 7. 64 (m) 。
[0049] 更に、 分画 1〜6、 分画 16〜27及び分画 36〜100は、 薄層クロマトグラムにおいてエールリッヒ試薬で橙赤色に発色 しなかった。 これらの分画全体を以下、 非リモノイド分画 Fと 称する。
[0050] 一方、 酢酸ェチルークロロホルム混合液で溶出しない画分を 以下、 ベルべリン分画 Gと称する。
[0051] 例 2 :薬理効果
[0052] 前記例 1で得た各種の抽出成分をマウスに与えて生理活性を 調べた。
[0053] 試験操作
[0054] 可溶性無窒素物( 54. 5%) を主成分とするマウス用粉末 飼料(オリエンタル酵母:粉末飼料 M) 中に、 ォゥパク末(ゥ チダ和漠薬) 、 又はそれぞれ前記例 1で得た n—へキサン抽出 残渣 A若しくは酢酸ェチル抽出残渣 Bを 5重量%となるように 加えて乳鉢で混和した。 また、 それぞれ前記例 1で得た酢酸ェ チル抽出物 C、 リモニン結晶 D、 ォバクノン結晶 E、 非リモノ イド分画 F又はベルべリン分画 Gは、 0. 1重量%となるよう に前記のマウス用粉末飼料に加えて乳鉢で混和した。 対照用と して、 粉末飼料 Mを用いた。 飼料は、 毎日新しいものと交換し 更に、 前記のリモニン結晶 D及びォバクノン結晶 Eについて は、 それらを 0. 25%カルボキシメチルセルロースナトリウ ム水溶液に懸濁させ、 1日 1回、 20 Omg/kgの量で経口 投与した。 対照用として、 活性成分を含まない 0. 25%カル ボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を用いた。
[0055] 粉末飼料投与試験の供試動物として、 3週令の ddY系雄性 マウスを、 1週間の馴致後に用いた。 体重差は睡眠時間に影響 があるので、 群間の差が 10%以内となるようにして無作為抽 出した。
[0056] 飼育用プラスティックケージの底に約 2 c mの高さの網を置 き、 その網の上にマウスを入れ、 飼料以外のものを極力食べさ せないようにした。飼料と水とは自由に摂取できるようにした。 2〜3日毎に体重を計測し、 飼料の摂取状況、 体重変化などを 対照群と比較した。
[0057] 経口投与実験には、 1週間以上馴致後の 27〜28 gのマウ スを使用した。
[0058] α—クロラロース ( 5 OmgZk g ) 'ウレタン ( 500 mg/kg) (麻酔薬)生理食塩水溶液(0. lm lZl O g 体重) をマウスに腹腔内投与し、 麻酔薬投与後から正向反射 [マウスを背位にした時、 直ちに伏位に起き直る反射をいい、 麻酔をかけたマウスからはこの反射が喪失して、 起き上がるこ とができなくなる]消失までの時間及び睡眠持続時間の変化を 各群において測定した。 ここで、 睡眠持続時間とは、 正向反射 消失から正向反射回復までの時間とした。 なお、 正向反 If回復 までの時間は、 1分間以内に 3回正向反射が起こった時点とし た。 各々の群の投与は 3分間以内に行なった。 麻酔薬投与前に 体重を測定した。
[0059] 得られた結果についてスミルノフ (Smi r no f f ) の棄 却検定後、 ステューデント ( S t u de nt ) の t一テストに より、 平均値の差を検定した。 P<0. 05を有意とした。 腿
[0060] ( 1 )体重変化
[0061] ォゥバク末、 n—へキサン抽出残渣 A及び酢酸ェチル抽出残 渣 B 5重量%を含有した粉末飼料を投与した群と対照群とには 体重に有意差は認められなかった。 また、 酢酸ェチル抽出物 C、 リモニン結晶 D、 ォバクノン結晶 E、 非リモノイド分画 F及び ベルべリン分画 G 0. 1重量%を含有した粉末飼料を投与した 群と対照群とにも体重に有意差は認められなかった。 更に、 リ モニン結晶 D及びォバクノン結晶 Eのカルボキシメチルセル口 ースナトリウム懸濁液を投与した群と対照群とにも体重に有意 差は認められなかった。
[0062] ( 2 ) 睡眠時間
[0063] 以下の第 1表に測定結果を示す。 第 1表において、 睡眠時間 短縮率( s ) は
[0064] S= ( 1一投与群の睡眠時間 Z対照群の睡眠時間) X 100 であり、 数値は全て平均値土標準誤差であり、 *及び * *はそ れぞれ Pく 0. 05及び Pく 0. 01を意味し、 そして Nは使 用動物数である。 Ϊ期投 第 1表
[0065] 与間、 体重 睡眠 睡眠時間 ¾及群
[0066] 数ひ 時間 短縮率
[0067] ( % )
[0068] 4 対照 23.6±0.4 108.3 ±9.1
[0069] (N=10)
[0070] 4 ォゥハ 'ク 23.0±0.2 78.5 ±7.2* 28%
[0071] (N=12)
[0072] 7 対照 27.0±0.5 94.7±6.6
[0073] (N=14)
[0074] 7 才ゥハ 'ク 27.2±0.3 58.8±6.2" 34%
[0075] (N=10)
[0076] 1 対照 30.9±0.5 93.3±11.6
[0077] (N=10)
[0078] 1 ォゥハ "ク 29.9±0.5 38.1 ±3.1** 59%
[0079] (N=9)
[0080] 1 対照 31.4±0.4 63.7±5.3
[0081] (N=9)
[0082] 1 n-へキサン
[0083] 抽出残渣 A 29.9 ±0.7 (注 1)
[0084] (N=9)
[0085] 1 対照 32.9±0.3 68.3±11.1
[0086] (N=9)
[0087] 1 酢酸ェチル
[0088] 抽出残渣 B 29.9±0.5 60.7±4.6 (注 2)
[0089] (N=9) 9 対照 29.0±0.3 84.0±6.0
[0090] (N=10)
[0091] 9 リモニン
[0092] 結晶 D 30.6±0.4 52.0±5.3** 38%
[0093] (N=ll)
[0094] 9 オハ'クノン
[0095] 結晶 E 28.6±0.4 62.6 ±5.2** 25% (N=10)
[0096] 9 非リモノイド
[0097] 分画 F 31.1±0.4 78.7 ±9.5 (注 2) (N=10)
[0098] 0 対照 29.7±0.8 95.0±11.4
[0099] (N=7)
[0100] 0 へ"ルへ"リン
[0101] 分画 G 30.1±0. 85.2±6.7 (注 2) (N=7)
[0102] 3回 対照 28.3 ±0.7 96.1 ±7.4
[0103] (注 3) (N=8)
[0104] 3回 リモニン
[0105] (注 3) 結晶 D 28.6±0.4 84.3 ±9.9 12%
[0106] (N=8)
[0107] 3回 オハ'クノン
[0108] (注 3) 27.5±0.5 53.0±6.5** 45%
[0109] (N=8) 一
[0110] 注 1 : 9匹中 5匹に正向反射の消失が認められなかった 注 2 :有意差なし。
[0111] 注 3 : 20 OmgZk gの量で経口投与 3回。 ( 3 )正向反射消失までの時間など
[0112] 麻酔薬投与後、 正向反射消失までの時間は、 活性成分投与群 と対照群との間に有意な差は認められなかった。 また、 実験終 了後の剖検では、 いずれの場合も対照群と比較し、 内臓に特別 な異常は認められなかった。
[0113] 例 3 :製剤工程
[0114] 以下の成分から錠剤 1 0 0 0個を製造した。
[0115] . 量 ( g ) ォゥパク末 1 5 0 乳糖(賦形剤) 9 9 . 4 ヒドロキシプロピルセルロース (結合剤) 0 . 6 ステアリン酸マグネシウム (滑沢剤) 2 . 0 前記の各成分をよく混合し、 混合物を常法によりょく練合し た後、 押し出し造粒機のスクリーンを通して顆粒成形を行ない、 十分に乾燥してから加圧して錠剤化した。 なお、 各成分を十分 に混合してから直接加圧して錠剤とすることもできる。
[0116] 例 4 :柑橘類菓汁粉末
[0117] バレンシアオレンジの果実 1 0個を粉砕攪拌し、 遠心沪過機 にかけて果汁を分取した。 得られた果汁 9容量部に対して、 賦 形剤として 3 0 %カルボキシメチルセルロース及び 2 0 %ショ 糖を含む水溶液 1容量部を混和して— 6 0 eCの冷却下で凍結し、 真空乾燥してバレンシアオレンジ果汁粉末を得た。 別にレモン 及びグレープフルーツの各果実を用いて同様の操作により、 レ モン果汁粉末及びグレープフルーツ果汁粉末を得た。
[0118] 薬理効果
[0119] 前記例 4で得た各凍結乾燥果汁粉末をマウスに与えて生理活 性を調べた。 操作は実施例 2に準じて、 各果汁粉末 5重量%を 含む粉末飼料 Mを用いて同様に実施した。 結果を次の第 2表 ( 5日間投与)及び第 3表 ( 1 1日間投与) に示す。 なお、 第 2表及び第 3表において、 睡眠短縮率(%) は対照群の睡眠 時間を 100%とした場合の各果汁粉末投与群の睡眠時間である。 また、 睡眠時間の項において、 第 2表の 5%レモンの欄の数値 は Pく 0.05であり、 第 3表の 5%オレンジ、 5%レモン及び 5 %グレープフルーツの欄の数値は P<0.01である。 第 2表( 5日間投与) 投与果汁 体重 導入時間 睡眠時間 睡眠短 粉末 (N数) ( ^) (分) (分) 縮率 (%) 対照
[0120] (N=8) 28.13 ±0.22 39.13±5.72 86.88± 11.46 100.0
[0121] (N=8) 27.63 ±0.38 39.25±6.20 69.13±6.83 79.6
[0122] 5%レモン
[0123] (N=9) 28.28±1.64 32.67 ±2.84 61.11±5.89 70.3 表( 1 1日間投与) 投与果汁 体直 導入時間 睡眠時間 睡眠短 粉末 (N数) ) (分) (分) 縮率 ) 対照
[0124] (N=10) 38.45±0.53 30.80 ±2.02 114.89±5.50 100.0 s 3/¾0ォレノソノ
[0125] (Ν=10) 31·49± 0 77 38.40± 3.91 75.30 ± 6.97 65.5 / i
[0126] (N=10) 30.87 ± 0.87 39.60 ± 2.44 68.50± 10.85 59.6
[0127] 5%グレープフルーツ
[0128] (N=10) 30.88± 0.74 32.44 ± 2.29 67.44 ± 10.17 58.7 例 5 :飲料組成物
[0129] 前記例 4で調製した 3種の凍結乾燥果汁粉末 並びに化学合 成リモニン及びォバクノンを用いて、 下記の組成 (単位: g ) の 5種の飲料組成物 A E及び対照用飲料組生物を調製した。 成分 A B C D E 対照 ビタミン C 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 ビタミン 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 ビタミン B2 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 ビタミン 0.002 0.002 0.002 0.002 0.002 0.002 ビタミン E 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15 砂糖 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 果糖 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 ブドウ糖 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 クェン酸 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 乳酸かレシ
[0130] ゥム 5水塩 0. 1 0.1 0. 1 0.1 0.1 0.1 塩化マグネ
[0131] シゥム 6水塩 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 クェン酸ナト
[0132] リウム 2水塩 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 塩化
[0133] ナトリウム 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 塩化カリウム 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 才レンシ'
[0134] 果汁粉末 10.0- —
[0135] レモン
[0136] 果汁粉末 一 10.0
[0137] ク"レープフルーツ
[0138] 果汁粉末 一 一 10.0
[0139] オハ"クノン 一 一 0.5 — 一 リモニン 一 一 - 0.5 一 莕料 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
[0140] ,フ] 1にて合 1L1リットルにする パネル試験
[0141] 得られた飲料について、 成人男性 2 0名のパネラーによる官 能試験を実施した。 検査は、 対照用飲料 1 4 0 m lを飲んでか ら続けて供試飲料 1 4 0 m 1を飲み、 供試飲料が対照用飲料と 比較して飲みにくい味覚を有していないか (飲み易さ) 、 及び 供試飲料が対照用飲料と比較してリフレッシュ感を与えるか (リフレッシュ感) について行なった。 飲み易さ及びリフレツ シュ感を与えると評価したパネラーの数を次の表に示す。 飲料 飲み易さ リフレッシュ
[0142] A 9 2 B 7
[0143] C 9
[0144] D 7 2 E 7 2 例 6 :チュウィンガム
[0145] 前記例 4で調製した 3種の凍結乾燥果汁粉末、 並びに化学合 成リモニン及びォバクノンを用いて、 下記の組成(単位: g ) の 5種のチュウインガム A〜E及び対照用チュウィンガムを調 製した。 成分 A B C D E 対照 ガムベース 25 25 25 25 25 25 砂糖 60 60 60 60 60 60 水飴 10 10 10 10 10 10 香料 1 1 1 1 1 1 ォレンシ"果汁
[0146] 粉末 4
[0147] レモン果
[0148] 汁粉末 4
[0149] クレ- 7。フルーツ
[0150] 果汁粉末 4
[0151] リモニン 0.2
[0152] オハ"クリン 0.2 パネル試験
[0153] 得られたチュウィンガムについて、 成人男性 2 0名のパネラ 一による官能試験を実施した。 検査は、 対照用チュウインガム 5 gを嚙んでから続けて供試チュウィンガム 5 gを嚙み、 供試 チュウィンガムが対照用チュウインガムと比較して嚙みにくい 味覚を有していないか(嚙み易さ) 、 及び供試チュウインガム が対照用チュウィンガムと比較してリフレッシュ感を与えるか (リフレッシュ感) について行なった。 嚙み易さ及びリフレツ シュ感を与えると評価したパネラーの数を次の表に示す。 飲料 嚙み易さ リフレッシュ
[0154] A 1 4 1 0
[0155] B 1 3 1 0
[0156] C 1 3 1 0
[0157] D 1 2 1 1
[0158] E 1 3 1 0 例 7 :キャンディー
[0159] 前記例 4で調製したオレンジ凍結乾燥果汁粉末、 化学合成リ モニン及びォバクノンを用いて、 下記の組成(単位: g ) の 3 種のキャンディー ( 1個約 5 g ) を調製し、 前記例 5及び例 6 と同様のパネル試験を行なったところ、 前記例 5及び例 6とほ ぼ同様の結果が得られた。 赴 A
[0160] 砂麓 80 80 80 水^ 20 20 20
[0161] 香料 0.1 0.1 0.1
[0162] 才レンシ"果汁粉末 4.0
[0163] リモニン 0.2
[0164] ォバクノン 0.2 例 8 : クッキィー
[0165] 前記例 4で調製したグレープフルーツ凍結乾燥果汁粉末、 化 学合成リモニン及びォバクノンを用いて、 下記の組成 (単位: S , 1 0 0個分) の 3種のクッキィーを調製し、 前記例 5及び 例 6と同様のパネル試験を行なつたところ、 前記例 5及び例 6 とほぼ同様の結果が得られた。 成分 A B C
[0166] 小麦粉 450 450 450 砂糖 250 250 250
[0167] ノ ター 150 150 150
[0168] 鶏卵 100 100 100
[0169] 香料 0.1 0.1 0.1
[0170] グレ-プフル-ツ
[0171] 果汁粉末 10.0
[0172] リモニン 0.5
[0173] 才バクノン .0.5 産業上の利用可能性
[0174] 本発明の中枢神経賦活剤は、 ミ力ン科植物の植物体処理物若 しくはその抽出処理物又はミ力ン科植物に一般に含有されてい るリモノィド類を活性成分とするので、 食品に含有させて無理 なく摂取させることができる。
[0175] また、 前記のミカン科植物の植物体処理物若しくはその抽出 処理物又はミ力ン科植物に一般に含有されているリモノイド類 を食品に添加すると、 味覚上からもリフレッシュ感を与えるこ とができる。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1. ミカン科( Ru t a c e a e ) に属する植物の植物体若し くはその乾燥物、 又はそれらいずれかの低級アル力ン不溶部、 前記低級アル力ン不溶部の低級脂肪酸エステル抽出物、 前記低 級脂肪酸エステル抽出物の低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低 級アルカン可溶部、 前記低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低級 アル力ン可溶部のリモニン分画及び前記低級脂肪酸エステル —ハロゲン化低級アルカン可溶部のォバクノン分画からなる群 から選んだ抽出処理物を投与することを含む、 中枢神経を賦活 する方法。
2. 前記の植物体処理物若しくは抽出処理物を (ォゥパク末換 算で) 1日当たり 1 O S O O mgZk gの投与量で経口投与 する請求項 1記載の方法。
3. ミカン科に属する植物がキハダ属(Ph e l l o d e n d r o ri ) に属する植物である請求項 1記載の方法。
4. ミカン科に属する植物がミカン属(C i t r u s ) に属す る植物である請求項 1記載の方法。
5. ミカン科に属する植物がゴシュュ属 (E V o d i a ) に属 する植物である請求項 1記載の方法。
6. ミカン科に属する植物がハクセン属 (D i e t amnu s ) に属する植物である請求項 1記載の方法。
7. 抽出処理物が低級アルカン不溶部である請求項 1記載の方 法。
8. 抽出処理物が、 前記低級アルカン不溶部の低級脂肪酸エス テル抽出物である請求項 1記載の方法。
9. 抽出処理物が、 前記低級脂肪酸エステル抽出物の低級脂肪 酸エステル一ハロゲン化低級アル力ン可溶部である請求項 1記 載の方法。
10. 抽出処理物が、 前記低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低 級アル力ン可溶部のリモニン分画である請求項 1記載の方法。
11. 抽出処理物が前記低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低級 アル力ン可溶部のォバクノン分画である請求項 1記載の方法。
12. リモノイ ド類を投与することを含む、 中枢神経を賦活す る方法。
13. リモノイ ド類を 1日当たり 0. 05〜10. OmgZk gの投与量で経口投与する請求項 12記載の方法。
14. リモニンを投与する請求項 12記載の方法。
15. ォバクノンを投与する請求項 12記載の方法。
16. ミカン科 (Rut ac e ae ) に属する植物の植物体若 しくはその乾燥物、又はそれらいずれかの低級アルカン不溶部、 前記低級アル力ン不溶部の低級脂肪酸エステル抽出物、 前記低 級脂肪酸エステル抽出物の低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低 級アルカン可溶部、 前記低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低級 アル力ン可溶部のリモニン分画及び前記低級脂肪酸エステル 一ハロゲン化低級アルカン可溶部のォバクノン分画からなる群 から選んだ抽出処理物を含有する、 中枢神経賦活剤。
17. リモノイド類を含有する、 中枢神経賦话剤。
18. ミカン科 (Ru t a c e a e ) に属する植物の植物体若 しくはその乾燥物、又はそれらいずれかの低級アルカン不溶部、 前記低級アル力ン不溶部の低級脂肪酸エステル抽出物、 前記低 級脂肪酸エステル抽出物の低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低 級アルカン可溶部、 前記低級脂肪酸エステル一ハロゲン化低級 アル力ン可溶部のリモニン分画及び前記低級脂肪酸エステル —ハロゲン化低級アルカン可溶部のォバクノン分画からなる群 から選んだ抽出処理物の中枢神経赋活剤としての使用。
1 9 . リモノイド類の中枢神経賦活剤としての使用。
2 0 . ミカン科 (R u t a c e a e ) に属する植物の植物体若 しくはその乾燥物、又はそれらいずれかの低級アル力ン不溶部、 前記低級アル力ン不溶部の低級脂肪酸エステル抽出物、 前記低 級脂肪酸ェステル抽出物の低級脂肪酸ェステルーハロゲン化低 級アル力ン可溶部、 前記低級脂肪酸ェステルーハロゲン化低級 アル力ン可溶部のリモニン分画及び前記低級脂肪酸エステル 一ハロゲン化低級アルカン可溶部のォバクノン分画からなる群 から選んだ抽出処理物からなることを特徴とする、 嗜好向上性 食品添加剤。
2 1 . リモノイド類からなることを特徴とする、 嗜好向上性食 品添加剤。
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